物は言いよう

このごろ何人かの社員の人たちと食事をする機会が多い。

職種も年齢も男女もさまざまなのだが、気づいたことがある。
そりゃ会社は仕事をするところだし、ある程度の人数が集まれば少なからず意見の衝突はある。
みんなの抱えている悩みのもとは人間関係にありそうだ。

結構フクザツなしがらみがあるし、個性が強かったりするとぶつかり方も激しかったりする。
聞いている方がハラハラする。


アツくなって仕事をしていると他人の話は聞こえなくなる。
同じ経験が私にもある。
「あんな言い方しなくたって、、、。」

方向が見えなくなっているから、同じことを言っているのにそれが理解できない。
今にして思えば、表現の仕方が違っていただけなのに。
「あいつの言い方は理解できない、、、。」

むしろ同じになることのほうが難しいし、同じだとしたら相手は本音じゃないのかと疑うぐらいだ。
でも、過ぎたことや他人のことはよくわかり、現実の自分のことはよくわからない。


人ってそんなもんだ。


「そんなときにどうしたらいいの」みんなの疑問だ。
まず、素直になること。
そして素直になったら、他人の話は最後まで聴くこと。
何を伝えようとしているのか一所懸命聴くこと。
絶対に否定せずに理解してあげればいい。

だってもともと違う考えを持っていて当たり前なんだから。
全部受け入れるんだよ。
物事を捉える別な方法を教えてもらったと思えばいい。

「なるほどそんな考え方があるんだね」
そう考えると視野が広がって自分の成長につながる。
言い争っていた相手が一瞬にして成長を後押ししてくれる支援者に変わってしまう。


そうしたらつまらないことに気をとられていたことがわかると思う。
一人では考え付かなかったことができるようになる。
他人は自分とは違う。

認めることは負けることとは違う。

分け隔てなく、尊敬と愛情をもって接しよう。


まだ残っている社員がいるのでお寿司を差し入れて今日は帰ろう。
みんな大好き!







組織学習経営コンサルタント 池本克之の「今日も絶好調!」

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