売りたいものは、欲しいものではない。

大阪のスタバにて

となりで保険のセールスマンが必死にセールスを展開中。
ターゲットは30代のワーキングウーマン。
マンションを買って、次は将来の資金の備えがしたい。

セールスマンは、ドル建ての年金が売りたい。

なかなか結論の出ない攻防が延々と続いている。
ターゲットの女性がツラそうだね。

そこそこ知識があるみたいで、
「利率が良くって」「年金みたいに受け取れる」という
条件を出しているのに、それに合う答えが返ってこない。

断るタイミングを逸したのか延々と続く世界経済とインフレ、
為替リスクの講義を聞かされている。

正直「どーでもいい」のじゃないか。

なぜ、このセールスマンは目の前の見込み客が「欲しい」ものを
「はい。これですね」と差し出さないのだろうか?

ノルマか?コミッションか?こだわりか?

どれもセールスマンの欲しいものであって、顧客の欲しいもの
ではない。

この場合、決着はこうだろう。

「では、また後日、わかりやすい提案書をお持ちします」
「はい。お願いします」

そして、その後日は永遠にやってこないのだ。




レポートしているうちに、時間切れでそろそろ↑のシナリオ通りに
なりそうだ。

組織学習経営コンサルタント 池本克之の「今日も絶好調!」

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