珍しく今日は2回目のアップです。
たまたま乗ったタクシーの運転手さんが温和そうな方でした。
私は好んで個人タクシーに乗るようにしているのですが、
あの空間そのものが会社であり、仕事に対する気概の違いを
なんとなく感じるので、移動の手段でタクシーに乗るなら
できるだけ仕事のプロに接する可能性の高い個人タクシーを
選びます。
運転マナーの良さは感じたので「やっぱり個人タクシーだな」
と納得しながら、何を話すわけでもなく近距離でもあったので
程なくまく敵地に到着しました。
私が降りた場所で私と入れ替わりに同じタクシーに乗り込もう
とするご老人が一人。
ご老人は手を上げたわけでもなく、きわめてゆっくりと近づいて
くるので、さすがに運転手さんも気がついていないらしい。
見ると、ご老人は体が不自由の様子。
タクシーに乗り込むときにわかったのですが、杖をついている
右手以外はほとんどうまく動かせないようでした。
「運転手さんお客さんだよ」
さすが私が見込んだ?!運転手さんすぐに状況を察したようで
車をゆっくりとバックさせてご老人に近づけて乗りやすい位置に
ご老人はゆっくりと進んで右手を上手に使って乗り込まれました。
ご老人「助かりました」(小さくて振り絞るようなでも心のこもった声)
運転手さん「お客さん、ありがとうございます」
私「いいえ、どういたしまして。お気をつけて」
最近、こういう場面が多いのですが、ホンの一瞬の時間でみんな
いい気分になれるんですね。
このご老人が自分の親だったらどうするか?
将来の自分だとしたらどうするか?
そう考えればたやすい事ですね。
あの運転手さんなら、ご老人無事目的地に辿り着けたことでしょう。
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