子供たちとの大事な話

週末の休暇中に子供たちと話したかったことがある。

私には二人の子供がいる。



おそらく彼らはこれから長い時間を生きていくことになるだろう。
親として伝えておかなければならないことがあると常々感じていた。
この連休は彼らと時間を共有できるのでいい機会だと思っていた。


いままで「あいさつ」と「返事」をきちんとすること以外はほとんど教えてこなかった。
特に下の子には、、。




「どんな人になりたい?」
彼らへの質問だ。


何になりたいか=どんな職業に就きたいか、ではない。
それよりも前に自分がなにものでありたいかは生きていくうえでの大きな課題だろう。


私は幼い頃はおろか最近までこんな質問をされたことはなかった。
だから彼らには、早いうちから訊くのだ。その大切さが良くわかるから。


答えは何でもかまわないのだ。なりたい人を目指して生きているかが問題なのだから。


「いい人になりたい」「かっこいい人になりたい」
「それから?」

幼いながら立派な答えだと思う。それでいいのだ。




ではもう一問。
「では、そのためにしなくっちゃならないことはなあに?」
「いまのまんまでそういう人になれると思うかい?」


「ん~、いいことしなくちゃいけない」「勉強しなくちゃいけない」
「そうだね、でも勉強はそんなに大事じゃないよ」
「でもね、勉強をすると決めたらすることが大事なんだよ」


「約束守るってこと」
「そう、約束守る人はかっこいい?かっこわるい?」
「かっこいい」
「じゃ、約束守ればかっこいい人だね」
「そうだね」


「自分より弱い人にやさしくすることは?」
「かっこいい」「やさしい人」
「じゃあ、やさしくしたらいいよね」
「うん」「する」
これで充分だろう。
何度か繰り返し根気よく教えることは必要だが、今日この話を聞いたことは一生忘れない。
そんな気がする。


私にもそういう日、そういう瞬間があったのだから。
彼らのためにも今日もベストを尽くそう。






















組織学習経営コンサルタント 池本克之の「今日も絶好調!」

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